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zoom RSS 初恋が天国へ。

<<   作成日時 : 2013/08/22 13:00   >>

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可愛がっていた初恋が天国へいった。


最期は本当にあっけなかった。




いつもは、金魚が死ねばその子を検体やデッサンするところだが、正直する気にはなれなかった。


ただ、死んでいるとわかっているのに遺体の入った薬浴のバケツを処理せず、一日ずっと自分のそばに置いていた。



彼との出会いは、福島県相馬市に車で行ったとき、偶然、津波被害を受けながらも残った池で営業していた藤田養魚場さんを発見して、養魚池を見せてもらったとき、その中で一目ぼれした真っ白なキャリコ琉金だった。


 ※その時ブログ→ "養魚場探訪記〜福島県相馬市・藤田養魚さん"



だから、初恋という名前にしたくらい。



僕の描く金魚にそっくりな金魚だった。こんな金魚には今まで出会ったことがなかった。


可憐さと強さを併せ持った美しい金魚だった。

手を金魚鉢のガラス面にあてると、手のひらに乗るように寄り添ってくる可愛いヤツだった。




感染源はわかっている。病原菌はエロモナス菌。春先にそれを振りまいて壮絶に死んでいった子がいたから。


その子と同じ水槽にいた金魚たちはエロモナスに感染して随分死んでしまった。


そのため初恋などがいる違う水槽にも病気がうつらないように消毒など徹底して気を付けていたのだが、うつってしまったようである。


エアレーションの気泡の超微細なミストなどで空気感染することもあるそうだ。

またここ数週間の猛暑によって水温が28度以上に上がっていたことも、エロモナス菌を繁殖させる好条件だったようだ。もともとどこにでもいる菌なので、すでにもっていたのかもしれない。

それよりも、ここ最近忙しくて、目をかけてあげられなかったのが最大の原因だろう。薬も切れていて補充していなかったし。本当にごめん。


彼の死によって、また一つ金魚の病気について勉強にもなったし、なにより、彼との思い出が心に深く刻まれた。


僕の作品に、また一つ色を添えてくれるに違いない。




考えれば金魚を飼うことって、金魚に目をかけて、手をかけて、彼らを病気から遠ざけることかもしれない。

そんなことを考えながら土に埋めてあげた。







深堀隆介
Riusuke Fuahori















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