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zoom RSS ヨコハマ創造センター「天野太郎」氏の講演を聞きに

<<   作成日時 : 2012/02/25 15:36   >>

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僕のブログ記事「アートで食べるということ」(現在は一時停止中)をご覧になったヨコハマ創造センター(YCC)の松尾氏からお誘いいただき、いまYCCで行なわれている講座(全3回)「アートで生計を立てるぞ」を聞きに行ってきた。

前回はTOMIO KOYAMA GALLEERYの小山登美男氏の講座。
今回は横浜美術館主席学芸員の天野太郎氏の講座であった。

美術館の現状や、歴史、アートマネジメントの成立、云々・・・・・


めっちゃ楽しかった。 普段気になって入るもの、なかなか知ることのできないことなどを聞けた。


天野氏の目線で見る作家と作品の話も面白かったと思う。


アートで生計を立てることは、批評と市場という枠組みが不可欠だといっていた。

批評とは、「この作品はこんな作品ですよ」と世に伝達すること、野菜の産地表示や、WEBで買い物する時のクチコミ欄みたいなものも批評だということ。

それを市場(ギャラリーや、美術館、コレクター)が紹介したり、売買したりする。それで、また作家が新しい作品を作る・・・・。

この仕組みは絶対に変わらない。というお話しは興味深かった。


この仕組みを考えれば、アートはビジネスだと理解できるだろう。


作家も「好きなものしか作らない」とか、「売れなくてもいい」とか呑気なことをいっていると、本当には生計を立てられないわけで、いつか辞めてしまうだろう。

「だれもヘンリー・ダーガーにはなれませんぞ。」


ただ、作家側の僕の意見としては、アーティストはこの仕組みを理解する必要があるが、これを的確に利用することがアートで生計を立てることには必ずしもならないと思う。

情報操作、イメージ作りはいると思うが、それが主ではいけない。(最近はイメージ作りに一生懸命な作家が多いように思うが)

やはり、いい作品を作ることだろう。

でも勘違いしてはいけないのが、アートは、けして社会貢献や、慈善事業ではない。もっと無駄なものだ。ということ


いいことばかり言う作品はアートではない。それはデザインである。

それならそれでいい。割り切れば。

でもアートは悪でもある。そこを考えなければ嘘になる。



そして、ビジネスの枠組みから外れることでビジネスになるのがアートだと僕は思う。



だから、アーティストはめいいっぱい外れるべきで、それをすくうのがギャラリーや美術館や批評家の仕事であると思う。(でも結局は、天野氏に言う枠組みになるけどね)


ビジネスのあそび(余)を考えるべきだろう。


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深堀隆介
Riusuke Fukahori














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