金魚の別名

前ブログの「水底(みなそこ)の花」は、この万葉集の歌からインスピレーションを受けています。




水底にしづく 白玉 誰ゆゑに 

心尽くして わが思わなくに


「深い海の底に沈んでいる美しい真珠ようなあなたよ 私は誰のために 
心を尽くしていると思っているのですか すべてあなたのためですよ」 



僕は、この歌が好きで 僕の番傘の作品「雫(しづく)」の命名にもなりました。



深い水底にしずんでいる、見ることのできない美しい真珠。

本当に美しいものほど、簡単に見ることができない。

昔の人の水底(みなそこ)という着眼点が僕の心に響きます。


水底とは、ただ水の底というわけではないことがおわかりいただけますよね。

そんな昔の人の比喩表現のセンスが、逆に新しいと感じてしまいます。





そして、僕が自分で使っている「水底の花」とは何かといいますと、



水中に咲いた美しい花・・・


・・・・・そうです、「金魚」のことでもあるんです。








深堀隆介
Riusuke Fukahori