作品紹介 第一弾 まずは金魚酒でしょう。

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僕の作品を紹介するのに、まず外せないのはこの「金魚酒」です。

樹脂に直接描く描き方の作品の中で、最初のころに出来上がった作品です。基本的に一合枡と五勺枡に作ります。

そして、いままで僕を経済的にも、精神的にも養ってくれた、最も思い入れのある作品シリーズです。

完成度がもっとも高い作品の一つだと思います。


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                葉と金魚。葉も描いてます。

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                並びの和金。僕の好きな構図です。

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                裏面のサイン


金魚は基本的には見て描きません。僕の記憶や想像を重ねて、この枡の中に見えた幻影を具現化することに徹しています。

それが自分の金魚という存在そのものの表現だと思うのです。

年を重ねるごとに描く金魚もどんどん変わってきます。画力もあがります。金魚酒は、金魚の存在へ近づくための僕
の訓練としても作っています。

昔の金魚酒と今の金魚酒の違いを見ても面白いと思います。

ちなみに一層固まるのに2日位かかります。だから三層で6日ほどかかります。

絵も時間をかけて描きます。樹脂を流し込めば描きなおしがききませんので、これでいいのかと見極めに時間をかけます。

時には3日くらい置いておいて、見て、消してしまうこともあります。

あと、何日もかけて作っても、最後の1層の樹脂が気泡で真っ白になって固まってしまい、すべてオジャンになることもあります。

このときは本当につらい!! 展覧会に出品できなくなりまし、やめとけばよかったと後悔します。

大きくなればなるほど、リスクが高い技法なんです。ご理解いただけましたでしょうか?




今日はここまで。また金魚酒については、制作風景などご説明したいと思います。