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zoom RSS 福島へいってきた。

<<   作成日時 : 2012/08/01 00:04   >>

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4月から、ある作品に取り組んでいました。 仕事ではなく、個人的に福島にお住いのあるお父さんのために作品を作っていました。


僕は、その方を全く知りませんでした。 4月に開催した福島での個展の時に、ラジオ福島の大和田新アナウンサーからそのお父さんのことを知り、津波で全壊したお家の写真をみせていただきました。
津波で2人のお子さんを亡くされていました。


僕は、あることを思いつき、亡くなった二人のお子さんの遺品に「金魚を描かせてほしい」と、ふつうは、ありえないことだとは思ったのですが、大和田さんを通じて頼んでいただき、大切な遺品を送っていただきました。見ず知らずの僕によくお貸しくださったと思います。


しかし、いざ遺品を目の前にすると、これがなかなか描けない!難しい・・・。個展前の忙しさもあって、よけい筆が進みませんでした。


また僕が出会ったこともない子供たちだけれども、考えちゃうと涙が出てきてしまい描けず、と、まさに初めての挑戦でもありました。



そんなある日、テレビ局がそれを取材したいと言ってきたんです。


その作品が出来ていく過程から、その人へ届けていくまでを取材してくれました。

もし取材がなかったら、その作品のことは、世間には知られないことだったと思います。


■■■

そして昨日、福島へその作品を届けに行ってきたというわけです。


正直、到着した時、あまりの家の惨状に言葉を失いました。


お父さんにあったらかけてあげようと思っていた言葉も、胸が詰まってしまいかけてあげられませんでした。




「僕は、作家としてこの人の心を少しでも楽しませてあげることはできたのだろうか?」 

「僕のしたことは、すごくおせっかいなことだったかもしれない。」





作品を渡したあと、すごく反省してしまいました。



帰り際、テレビ局の人に「答えがでましたか?」と聞かれたが、「出なかった」と答えました。


さらなる次の課題が見えた。 それが答えかもしれません。 






震災が残した大きな爪痕を前に、自分ができることの無力さを、改めて痛感した今回の福島でした。






内容について、あえて詳しいことは書きません。 


この時の模様は、8月31日 日本テレビ「未来シアター」pm11:30〜 で放送されます。

そちらをご覧ください。



■■

ただ、作品を渡したあと、本当に不思議なことが起こりました。。 


僕らの上空に七色の空が出現したのです。 虹ではありありませんよ、だって真上にですから。


きっと、亡くなった子供たちが「お疲れ様」と言ってくれているのかもしれないと思いました。(そうだといいのだけれど。3か月もお家から引き離してしまってごめんね。)

この雲を見たとき、来てよかったと思いました。
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深堀隆介
Riusuke Fukahori





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