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zoom RSS 思い出の本「現代美術コテンパン」

<<   作成日時 : 2012/05/03 23:24   >>

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今日は、僕が美術の歴史や考え方を勉強していた若かりし時代(いまも日々勉強中ですが) に読んでハマった本をご紹介します。

普段は、そんなに本を読まなかった僕が、おもしろくてむさぼるように読めた本・・・・


「現代美術コテンパン (英題:Painted word)」 晶文社

著者:トム・ウルフ  訳:高島平吾



現代美術コテンパンという日本語訳の題名に少し違和感があるが、けして現代美術の批判本ではなく、現代美術に湧いた50年代ごろのアメリカのレポート論文的な本。

英題のPainted word(描かれた言葉)という題名が、なかなか巧妙な命名らしく、翻訳家を悩ませたそうだ。(でもコテンパンはちょっと・・・・「描かれた言葉」でもう一度再発行してほしい!)


特に、アメリカ・ニューヨークで、リアルタイムで現代アートの移り変わり見てきたトム・ウルフ氏の口語調の文章が面白い。どんどん引き込まれてしまう。

笑ってしまうような内容もあるが、アートの核になる部分はしっかり論じられており、濃い内容になっている。

抽象表現主義の誕生や衰退、ポップアートの誕生、そしてコンセプチャル・アートの誕生などの当時の様子を知ることができる。


抽象画が誕生した日、ポップアートが誕生した日など、その時に居たかったなぁと思わせる、否、居たように思わせる本です。


「抽象画の何がいいかわかんなーい!」とかいっている方にお勧めです。

僕の樹脂作品は、この50年代の抽象表現主義の作家たちへのメッセージを含んでいます。フラットを目指した時代に・・・

そのこともわかっていただけるかと思います。


好きなんですね、古臭いこの時代が私(笑)。




深堀隆介
Riusuke Fukahori







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